カイトです。今回もよろしくお願いします!
今回は級位者の方向けに、「なぜあなたは初段になれないのか」について話します。
将棋は1級~3級の人が一番多いです。それは将棋ウォーズの棋力別の人数比率を見れば明らかです。逆に言えば初段に手前で停滞する人が多いとも言えます。なぜ停滞する人が多いのか?その理由について解説します。
初段になれない理由①地力がついていない
一番の理由はこれです。地力とは、ここでは未知の局面になっても自分なりに考えて対応できる力と定義します。これがないと初段手前の級で停滞し続ける事になります。地力を鍛える為に必要な事は自己流の勉強法をしないということです。自己流でも上達するのは小学生までです。
なぜなら小学生くらいの脳は対局数をこなせば良いパターンや悪いパターンを吸収できますが、大人の場合それは無理です。なので適切な局面の考え方を知る必要があります。
初段になれない理由②対局相手がいない
対局相手がいないのも大きいです。ネットでいくらでもいるじゃん?という声が聞こえて来そうですが、ネットでの対局の内容がどれくらい記憶に残っているでしょうか?例えば私の知り合いの2級の方に聞いてみたら、局面を見せれば過去に自分のやった対局かどうかは思い出せましたが、その後の手順がどうだったとか、対局の経過については思い出せませんでした。これはネット対局が感情を伴わず、自分の意見を感想戦でアウトプットする事もない対局だからです。通常人間の記憶は感情を伴ったり、何かしらアウトプットすることで強化されます。それには少し上のレベルの対局相手とリアルの場で対局するのが一番です。
初段になれない理由③良い講師がいない
3つ目の理由は良い講師がいないとうことです。お茶の世界には守破離という言葉があひます。
守は元々ある型を完全にコピーする。
破はそこに工夫を加える。
離は自分のオリジナルのものを作る。
初段になれない人はいきなり自己流でやろうとします。それでは上達にしにくいのは明らかです。最初は講師をつけて基本の型を習得した方が良いですか。自己流は事故流になってしまいます。
今回は初段になれない理由についてかきましたぜひこの3点を意識して取り組んでみてください。
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