【炎の七番勝負第7局】藤井聡太ー羽生善治戦

カイトです。
今回はAbemaTV主催の炎の七番勝負から藤井聡太(当時四段)vs羽生善治(当時三冠)戦を紹介したいと思います。

1.最強棋士の系譜
将棋界には最強棋士がおよそ25年毎の周期で出てくるという循環がありました。

1905年生まれの木村義雄14世名人「常勝将軍」
1923年生まれの大山康晴15世名人「不沈鑑」
1946年生まれの中原誠16世名人「棋界の太陽」
1970年生まれの羽生善治19世名人「七冠王」

ちなみに年齢差は以下の通りです。
木村名人と大山名人は21歳差
大山名人と中原名人は23歳差
中原名人と羽生名人は24歳差
この周期に従うと、次は1995年前後生まれの世代が最強棋士になると思われていました。
ちなみにこのあたりに生まれた棋士は菅井竜也王位、斎藤慎太郎七段、佐々木勇気六段、永瀬拓矢六段などがいます。みなさん若手強豪と言われる棋士ですが、最強棋士かと問われると物足りないと言ったところ。
そんな中で出てきたのが2002年生まれの藤井聡太六段です。
藤井六段の登場で最強棋士が25周期生まれてきた流れは恐らく崩れるでしょう。21世紀生まれの彼がどんな形で歴史に名を残すか今から楽しみです!

2.新旧の価値観がぶつかった一戦
新旧の最強棋士の対決となったこの一戦ですが、内容も新旧の価値観がぶつかるものになりました。仕掛けの局面をみてください。

従来の将棋では桂馬を早めに跳ねるのはあまりよくない形とされていました。なぜなら「桂の高跳び歩の餌食」という格言があるように、桂馬が歩で取られてしまうからです。実際にこの対局でも早々に桂馬を取られてしまいました。


この局面に対する両者の見解が対照的です。
羽生三冠「角・桂と金の交換でかなり先手が損なイメージがある」
藤井六段「駒損ですが、攻めが続きそうなので悪くない」
このように仕掛けに対する評価が分かれました。
実戦では藤井六段が積極的な攻めを繰り出し続けてそのまま押し切りました。

3.その後
その後、この一戦が決定版になり後手番はこの局面を避けるようになりました。藤井六段の新感覚が将棋の定跡にまた新しい一歩を加えたのです。今後も天才達がどんな戦術を編み出すか楽しみです!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリーから探す

最近の記事

  1. 2019.05.02

    5手詰 289問
  2. 2019.05.02

    1手詰 289問
  3. 2019.05.02

    5手詰 288問
  4. 2019.05.02

    3手詰 288問
  5. 2019.05.02

    1手詰 288問
PAGE TOP