第30期竜王就位式で見る「将棋の世界」

  • 竜王就位式に650名が参加
  • 華やかさと厳かさが同居する就位式
  • 羽生竜王のコメントはやはり品格があった

ユニークなタイトル戦「竜王戦」

第30期 竜王戦は羽生善治九段が制し、1月16日(火)、東京都渋谷区「セルリアンタワー東急ホテル」で関係者のほか、将棋ファン、歴代竜王が講師を務める「竜王アカデミー」の受講者など650名が参加、各組優勝者のメダル授与などが行われました。

今回は、式のあと、羽生善治新竜王と藤井聡太四段の共同記者会見があり、より華やかなものになりました。

竜王戦とは、読売新聞主催のタイトル戦で、1組から6組までに分かれ、トーナメント方式で本戦出場者を決めます。
竜王戦の特徴は「アマチュアや女流枠」がある点、つまりプロ棋士のみの参加ではないという点。

またトーナメント戦なので、1度勝ってしまえば、アマチュア棋士でも竜王戦の上位に留まるという面白い現象が起きてしまうのです。
ただし1組から6組の実力は平等ではなく、1組からは5名本戦出場可能だが、3組以下は各1名と、本戦出場までのハードルに、やや差が設けられています。

しかし30期では、6組で藤井聡太四段が優勝、中学生タイトル棋士が誕生するか⁈というニュースになるなど、タイトル戦の中でも「ニュース」が起きやすい争い。
参加する棋士にとっては「注目を浴びる」「レベルの高い棋士と勝負できる」さらには、タイトル保持者になれる!という非常に面白いタイトル戦なのです。

おごそかな就位式

さて、その就位式の内容はというと、まず主催者の1人である日本将棋連盟会長佐藤康光氏のあいさつ、その後推挙状の贈呈。
「就位」や「認定」ではなく「推挙」なんですね。

そして、やはり主催者である老川祥一読売新聞グループ本社取締役最高顧問のあいさつ、その後「竜王杯」の贈呈があります。

そして各組優勝者へのメダル授与とコメント、更に新竜王への花束贈呈(竜王アカデミーの生徒代表より)またサプライズで第5局に指宿白水館で使用された駒も贈呈されました。
その後、来賓の俳優 東出昌大さんのあいさつ、新竜王からの謝辞へと続きます。

棋士に品格がある理由とは‥

新竜王の謝辞内容は「棋士を続けていて三十数年、将棋を集中して続けてこられたのは、本当にファンの皆様のおかげ」と多くの人たちへの感謝が詰まったものでした。
このように、勝負に勝つほど謝辞を述べる、きちんとした立ち居ぶるまいが要求される世界。ですから、トップ棋士と呼ばれる皆さんは、いつも礼儀正しく、綺麗なコメントを出されるのですね。
逆に言えば、そういう人間しか、勝てないのが将棋なのかもしれません。

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