※良い子は真似しないでね 初手▲7八銀戦法@将棋ウォーズ 

今回は私の将棋ウォーズの実戦譜を紹介します。いつもは藤井聡太七段の将棋を真似して指していますが、たまには自分オリジナルの作戦をやってみます。その名も初手「▲7八銀戦法」です。その名の通り最初に左の銀を真っ直ぐ上がる作戦です。

初手▲7八銀戦法の第1歩。見るからにヤバそうな形ですね。笑

この作戦の狙いは:人間の感覚値と将棋ソフトの評価値のギャップ突くことです。どういうことかというと人間はこの▲7八銀という手をかなり低く評価します。まあ角道は開けられませんし、棒銀されたら潰されそうだしで、かなり怖い形なんです。
しかし将棋ソフトにこの形を解析させると-40点とかなんですよね。つまり互角です。つまり以下のような展開が作れるんです

①人間的にはかなり怖い形なので咎めにいく
②評価値的には互角なので咎めきれない
③思ったよりうまくいかないので焦る

①〜③の状況を作れるので相手は負荷が重い思考を強いられるのです。なので心理的に優位に立てます。そこがこの作戦の狙いです。対人戦専用の作戦と言えます。

スマホアプリ「Shogi Droid」の技巧は-40点と評価。人間の感覚的にはやばいですがソフトの評価値的には全然互角なのです。

対局の概要

戦型:初手▲7八銀戦法(カイトのオリジナル戦法)
手数:73手

精密解析の結果

序盤力 4.82段
中盤力 5.94段
終盤力 8.57段
安定力 72.5段
早指力 3.2秒
棋神力 64.0%秒
最善手 17回
次善手 3回
悪手  3回

案の定序盤力が低めでした。中盤力も5.94段なので平均よりは低めです。この作戦は経験値の差による終盤力で一気に畳み掛ける作戦ですね。

ポイント①:堅陣+早繰り銀が狙い

この作戦の狙いは堅陣+早繰り銀です。この作戦をすると相手は横歩をとってくる場合が多いです。横歩を取るとその分相手は手数がかかります。得した手数を活かして、▲6八金型の矢倉に組みあげます。そして一瞬の硬さを活かして早繰り銀で速攻をするのが狙いです。

①王将を素早く移動して角道をあけます。

②横歩は取られますが、想定内。手得を活かして囲いを素早く組みます。

③1歩をとらせる代わりに、堅陣+4六銀を作ります。

ポイント② 藤井聡太調、角と桂のダイナミックな活用

今回の攻めは藤井聡太七段をイメージしました。藤井七段の将棋の特徴は角と桂馬の独特な活用方法にあります。具体的には
①自陣角が多いこと
②桂馬を早く跳ねること
などがあげられます。今回はそんな藤井七段の構想をイメージしてみました。

角と桂馬の活用方法が独特な藤井聡太七段

自陣角+早めの桂跳ねで攻撃の準備を整える。

ポイント③羽生善治調、手渡し

攻撃体制が整い、模様が良さそうな局面になりました。ここで大事なのがいかに相手に手を渡すかです。模様が良い時は相手に攻めさせてカウンターを狙った方が楽に勝てます。相手の力も利用した方が攻撃が効果的になるんですよね。この手渡しが絶妙に上手いのが羽生善治竜王です。特に忙しい局面でじっと歩を置いたりする手渡しが上手いです。本局もそれをイメージしました。

忙しい局面での手渡しが上手い羽生善治竜王

ここでは桂馬が手に入る可能性が高いので、▲7四歩と垂らしてプレッシャーをかけるのが有効。実戦はやや攻め急ぎました。

この攻めは自然ですが、桂馬を渡すと自陣への反撃も厳しくなるのでやや焦りすぎでした。

じっと端歩を着いたのが自慢の1手。相手に有効な手がないと見ています。

まとめ:受けの力が必要な戦法です

全体的に相手の手を丁寧につぶしていく必要がある作戦です。なのであまりおすすめはしないです。受けは相手の狙いを全部把握しないと破綻するので難易度が高いからです。やるとしても初段以上になってからが良いと思います。

 

丁寧に受け切って制勝

 

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1 7八銀(79) ( 0:01/00:00:01)
2 3四歩(33) ( 0:03/00:00:03)
3 6八玉(59) ( 0:01/00:00:02)
4 8四歩(83) ( 0:02/00:00:05)
5 7九玉(68) ( 0:01/00:00:03)
6 4二銀(31) ( 0:01/00:00:06)
7 2六歩(27) ( 0:00/00:00:03)
8 3二金(41) ( 0:01/00:00:07)
9 2五歩(26) ( 0:01/00:00:04)
10 3三角(22) ( 0:00/00:00:07)
11 7六歩(77) ( 0:01/00:00:05)
12 8五歩(84) ( 0:02/00:00:09)
13 4八銀(39) ( 0:01/00:00:06)
14 8六歩(85) ( 0:02/00:00:11)
15 同歩(87) ( 0:01/00:00:07)
16 同飛(82) ( 0:01/00:00:12)
17 8七歩打 ( 0:01/00:00:08)
18 7六飛(86) ( 0:20/00:00:32)
19 3三角成(88) ( 0:05/00:00:13)
20 同銀(42) ( 0:01/00:00:33)
21 7七銀(78) ( 0:01/00:00:14)
22 7四飛(76) ( 0:02/00:00:35)
23 7八金(69) ( 0:01/00:00:15)
24 8四飛(74) ( 0:03/00:00:38)
25 3六歩(37) ( 0:02/00:00:17)
26 7二銀(71) ( 0:02/00:00:40)
27 5八金(49) ( 0:05/00:00:22)
28 5二玉(51) ( 0:03/00:00:43)
29 6八金(58) ( 0:03/00:00:25)
30 7四歩(73) ( 0:02/00:00:45)
31 8八玉(79) ( 0:02/00:00:27)
32 7五歩(74) ( 0:01/00:00:46)
33 3七銀(48) ( 0:01/00:00:28)
34 7三桂(81) ( 0:03/00:00:49)
35 4六銀(37) ( 0:01/00:00:29)
36 9四歩(93) ( 0:03/00:00:52)
37 9六歩(97) ( 0:03/00:00:32)
38 9五歩(94) ( 0:06/00:00:58)
39 同歩(96) ( 0:02/00:00:34)
40 9七歩打 ( 0:01/00:00:59)
41 8六銀(77) ( 0:03/00:00:37)
42 7六歩(75) ( 0:02/00:01:01)
43 6六角打 ( 0:02/00:00:39)
44 8一飛(84) ( 0:10/00:01:11)
45 3七桂(29) ( 0:08/00:00:47)
46 6五桂(73) ( 0:30/00:01:41)
47 3五歩(36) ( 0:11/00:00:58)
48 同歩(34) ( 0:02/00:01:43)
49 4五桂(37) ( 0:01/00:00:59)
50 4四銀(33) ( 0:02/00:01:45)
51 2四歩(25) ( 0:02/00:01:01)
52 同歩(23) ( 0:06/00:01:51)
53 同飛(28) ( 0:02/00:01:03)
54 2二歩打 ( 0:01/00:01:52)
55 9四歩(95) ( 0:15/00:01:18)
56 4五銀(44) ( 0:18/00:02:10)
57 同銀(46) ( 0:04/00:01:22)
58 3三角打 ( 0:01/00:02:11)
59 同角成(66) ( 0:07/00:01:29)
60 同桂(21) ( 0:01/00:02:12)
61 5六銀(45) ( 0:04/00:01:33)
62 9六桂打 ( 0:05/00:02:17)
63 9七玉(88) ( 0:10/00:01:43)
64 7七歩成(76) ( 0:06/00:02:23)
65 同桂(89) ( 0:03/00:01:46)
66 同桂成(65) ( 0:03/00:02:26)
67 同金(68) ( 0:01/00:01:47)
68 7六歩打 ( 0:00/00:02:26)
69 同金(77) ( 0:02/00:01:49)
70 6四桂打 ( 0:01/00:02:27)
71 7五金(76) ( 0:03/00:01:52)
72 6九角打 ( 0:05/00:02:32)
73 6八金(78) ( 0:08/00:02:00)
74 投了 ( 0:00/00:02:32)

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