将棋の勉強を続けるために必要な3要素

カイトです。今回もよろしくお願いします。皆さんは何かをやろうとして3日坊主になってしまうことってありますか?私はよくあります。将棋以外の事は中々続かないです。今回は私が将棋を続ける上で必要な3要素を紹介します。

社会心理学者のジョナサン・ハイトが提示した意思決定のメタファーによると、人間の意思決定には以下の3つが関わっています。
①象使い:理性・論理・言語
②像:感情・直感・無意識
③道:環境・目標

基本的に人間は感情や直感や無意識で動いているのです。例えば歯を磨くときにいちいち「どこの歯から磨いていこうかな?」と考えたりはしないですよね。それが無意識な意思決定です。そして無意識の意思決定は人間の行動の9割を占めるとも言われています。なので人間は感情や無意識で行う行動に支配されているのです。勉強や何かの練習を続ける行動は基本的に理性で行う必要があるので、往々にして制御できない感情や欲求に負けてしまいます。なのでそもそも継続するのはかなり大変ということをまずは認識する必要があります。ではどうしたら良いか?3つの要素を示します。

勉強を続けるのはかなり大変

ポイント①優先順位を上げる

1つ目のポイントは練習や勉強をする対象の生活の中での優先度を上げることです。例えば英語を習得したい場合は英語圏の人と話す機会を強制的に作ってしまったりするのが有効です。人間は必要性に迫られれば学習効率が飛躍的に上がります。将棋の場合は練習を始める前に大会にエントリーしてしまうのが有効です。大会への参加を決めてしまうことで生活の中での将棋の優先度が自動的に向上するのでおすすめです。将棋が強く成りたい場合は、すぐに大会にエントリーしましょう。また負けた後には損失回避の心理が働くのでとても良いのです。

損失回避の心理:人が無意識に得をするよりも損をしない方の選択肢を選ぶという法則

将棋の場合は勝ちたいというよりもあの人に負けたくないというモチベーション付けをしてあげたほうが練習を継続しやすいです。なのでぜひ大会にエントリーを決めて、優先度を上げた上で大会に出てこの人には負けたくないという人を見つけてください。

ポイント②練習方法に納得感がある

人間は選択肢が増えると不安が生じる

意思決定のパラドクス:人間は選択肢が増えれば増えるほど選択した際に後悔しやすくなる。大体人間は3~5個の選択肢より多くなると決めるときにかなりストレスを感じると言われています。羽生善治竜王は定食屋さんのメニューの選択でよく例えています。

羽生善治竜王:「定食屋さんに行ったときに、3品の中からどれか選ぶ時はあまり後悔しないと思うんです。ただそれが50品の中から選べと言われたら迷った上に、他の人の選んだ食べ物が美味しそうに見えたりすると思うんですよね。」

なので勉強方法を決めるときも3~5個に絞った上で、どれを今日は行うかを決める必要があります。今は練習方法がたくさんありすぎて目移りしてしまいがちです。私が小学生の頃の練習法といえば①定跡書を読む②対局をする③次の1手を解く④次の1手を解くなどかなり限られていました。おかげでこの練習方法で正しいのだろうか?という疑念を持つ余地が無かったです。しかし現在は勉強法が山ほどあります。ネット中継やアプリや将棋ソフトでの検討など、対局や、詰将棋や、実戦などの伝統的な練習法以外にも山ほど練習方法があります。ちちなみに私も成績が低迷した時は練習方法に迷っているときでした。高校竜王を連覇していた時期は棋譜並べが楽しくてただただ「竜王羽生善治」や「名人羽生善治」「七冠王羽生善治」など羽生善治竜王の棋譜集を繰り返し並べていました。それくらい迷いがなく目の前の勉強法に絞れている時は集中できるので、学習効率があがり強くなりやすいです。逆に大学大会で冬の大会の連勝記録が21で止まってしまったときなどは、「棋譜並べだけで強くなれるのか?」という疑念が自分の中で湧いてきて目の前の練習方法に集中できていませんでした。ちょうど将棋ソフトを練習にどう取り入れるかということをテーマにしていた時期で、これでいけるという練習方法を確立出来ていなかった時期です。

対策としては練習方法を意図的に絞り込むことです。例えば初段を目指す場合は対局、詰将棋、定跡、手筋など4つで十分です。アプリを使ったり、将棋ソフトを使ったりする必要はないのです。ぜひ古典的な練習法を反復しましょう。

 

ポイント③成長を実感できる

現状を見える化し、成長が実感できると継続できる

成長を実感出来ることも重要です。これは成長を実感出来なければ、練習を自信を持ってできないからです。将棋の場合はレーティングを持つのが良いです。レーティングとは現状の自分の実力を数値化したものです。レーティングを持つことでリアルタイムで自分の実力が上下することが可視化でき、成長(または衰退)を実感することができます。ぜひレーティングなど自分の現状を可視化するような指標を活用していきましょう。

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