- 15歳七段はどのくらいすごいのか?
- 各棋士のコメント
- 八段昇段はいつになるか?
藤井六段(15)が竜王戦の5組ランキング戦準決勝で船江六段(31)に勝利し、竜王戦2連続昇級の規定により七段昇段を果たしました。15歳9ヶ月での昇段は加藤一二三九段の17歳3ヶ月を抜いて史上最年少の記録です。
歴代の中学生棋士の昇段記録
藤井新七段は5人目の中学生棋士です。ここでは歴代の中学生棋士の昇段スピードを見てみましょう。
歴代の七段の最年少記録のトップ5はそのまま中学生棋士のランキングとなっています。
七段昇段は羽生竜王が20歳0ヶ月、渡辺棋王が21歳5ヶ月ということなので、いかに藤井七段の昇段スピードが早いかが分かります。
祝福のコメント
藤井七段誕生に際して、棋士の方からお祝いのコメントが発表されました。
①日本将棋連盟会長・佐藤康光九段
最年少七段昇段、誠におめでとうございます。まだ年の初めは四段だったことを考えますと、 過去に例を見ないスピードで、ただ驚くばかりです。内容も申し分なく見事の一言に尽きます。 さらなる飛躍を祈念いたします。
→記録も内容も大絶賛ですね。
②羽生善治竜王
2月の六段昇段から3カ月あまりで七段昇段を達成されてそのスピードに驚愕させられて います。将棋の内容も積極的な動きが特徴で磨きがかかっていると思います。 今後の更なる活躍を期待します。
→こちらも記録も内容も大絶賛ですね。羽生世代はコメントが似てますね。
③師匠・杉本昌隆七段
今年に入って3回目の昇段には感服します。弟子に自分と同じ段位に追いつかれることは、 師匠として大きな喜び。複雑な気持ちなど微塵もありません。 結果を出し続ける強い棋士に対して敬意を表します。
→記録も内容も大絶賛ですね。羽生世代はコメントが似てますね。
④加藤一二三九段
快進撃の末の史上最年少、史上最速での上段昇段、心より御祝い申し上げます。 15歳にして早くも高段者の域に達したことは見事の一字に尽きます。これからも、その類稀なる才能と豊かな探究心、 絶えざる情熱を以て、いまだ誰もみたことのない景色を我々にみせてくれることを楽しみにしております。
→次はどんな景色をみせてくれるでしょうか?
八段昇段はいつになるか?
気が早いですが、次の八段昇段はいつになるか気になります。
八段昇段の規定は以下の通りです。
①竜王獲得
②A級昇級
③7段昇段後190勝
最短で年内に竜王を取れば八段昇段が決まります。5組のランキング戦で優勝して、8連勝すれば羽生竜王への挑戦が決まります。かなり厳しい道のりですが藤井七段なら「ひょっとして?」と思ってしまいますね。
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